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『第1回ぬくぬく雪灯籠まつり』開催!   ~探究活動の醍醐味を味わいました~

2月10日(土)に『第1回ぬくぬく雪灯籠まつり』を開催しました!

磐椅神社さんの様子

「生徒の 生徒による 町活性化のためのイベント」

との目標を掲げ、
企画立案から運営まで、すべて生徒が行う催しとなりました。
 
 当日(2/10)は、委員長を中心に8名の実行委員と
蕎麦部や新旧生徒会役員、有志の合計17名で運営にあたり、
教職員は安全確保だけのお手伝い。
 
 「大丈夫か~」というところは多々ありましたが、
互いに協力し合い、素晴らしいイベントを仕切ってくれました。

渾身の雪灯籠!

今回、全ての企画運営を進めるにあたり、
「これどうしますか?」の質問はNG!
「こういうふうに進めたいです!」にしようとアドバイス。
 
自分たちがどのように進めたいのか、
具体的な意思を持って運営にあたって欲しいとの願いからです。
 
次第に、様々な催しの準備が生徒主体で進むようになりました。
 
広報係はチラシ作成にあたり、パソコン室の使用や
チラシ作成のアイデアを担当の先生に聞きに行く姿も。
 
本校では、隔月で「湖南高校だより」を、行政センターの協力で、
湖南町全戸に配布して頂いています。
これに気付いた生徒が、チラシの配布方法について、
「「湖南高校だより」のように全戸に配布したいので、
お願いしていいですか」との申し出。
「いいアイデア。でも、イベントまであと7日だよ」と話すと、
回覧で7日のうちに全戸に配布するのは無理だと思ったようで、即座に
「町内の商店やガソリンスタンド、行政の窓口に置いてもらいます」と回答
できないとわかったときの発想の転換の早さに脱帽です。
 
広報係の実行委員の振り返りの中で、
「広報活動はもっと早めに進めれば良かった」とありました。
時間が迫っている場で、「どうしよう」と悩むことなく
その場で最善の方法を模索し実行する。
そして、あとからしっかりと次に向けての改善策を示す。
失敗を失敗で終わらせることなく、次の成功を導く糧とする。
まさに、『探究』!!
  
蕎麦係は80食分の蕎麦の材料をそろえるために、
地域探究蕎麦部の先生にアドバイスを。
聞き耳を立てていると「薬味のネギは2本くらい用意します」との話。
先生からは「1人あたり〇cmくらい使うよ。2本で足りる?」と逆質問。
「確認します!」との回答。
後日、どのように調べたかはわかりませんが、
「1本あたり使えるのは〇cmなので、予備も含めて10本準備します!」
 
これですよね、やりたかったこと。
 
普段、地域の方と協力しながら、お蕎麦の提供を行っていますが、
生徒がすべての準備をするのは初めて。
実際に、「なにをどのくらい」準備したら良いかは、全くの手探り状態。
そのなかで、教員が回答を示すのではなく、
生徒自らが、協力しながら答えを導き出す。
『探究』活動の真骨頂!!
 
実行委員の次の反省。
「地域の活性化というならば、もっと地域の方々に
やっている内容を知らせるべきだった。」
まったくその通り。ただ、自分たちで仕切った取り組みだからこそ、
このような反省が生まれてきます。
また、その思いも強いものがあり、
自己反省に繋がり次の改善点が見えてくる。
『探究』万歳!!
 

2月8日(木)9日(金)は、城北埼玉高校の生徒さんと雪灯籠つくり。
最終ミーティングで、各班からいろいろな意見が出されました。 

課題の共有中!

「自分の仕切りが悪く、うまくみんなを動かせなかった」という、
実行委員の反省。
一方、班員は「指揮系統が不明確で、後半遊んでしまう人が出てしまった」との反省。
「んー、なかなかきついが率直な意見だよな」と心の中で納得。
しかし、ここからが素晴らしかった。
「でも、仕切りなんて、誰でも初めての体験なんだから、
自分から確認したり、仕事を見つけて動けなかった俺らってなに?」
 
なんと素晴らしい意見なんでしょう。
おもわず、“ちゃーらーらーらーらー”、と音楽が聞こえてきそうに・・・。
 
まさに、自分たちで取り組み、自分たちで課題を発見し反省し、
次に繋げる活動。
探究の本質を見た気がしました。 

スノーボール・ランタンも生徒のアイデア


「ネギ2本はたんねーべ、10本は必要だよな」
「行政センターにお願いして、チラシを回覧してもらえば」
「ここでの灯籠つくりの声かけは、誰の担当?」
などなど。
 
今回の取り組みで、もしこんなことを言ってしまっていたら・・・。
我々教員としては、生徒の取り組みをサポートしているつもりが、
逆に自主性や自立、生徒自身の伸びる力を奪ってしまっていることが
多々あることに、改めて気付かされました。
 
本当は、もっともっと生徒の気付きや取り組みの
エピソードがあるのですが、思いのあまり
あまりにも長くなっているので、この辺で・・・
続きを知りたい方は、是非ご来校を!
 

★閑話休題★
さて
今回の取り組みで、生徒の成長を大いに感じることができました。
まさに、「先生の仕事の醍醐味!」
働き方で改善しなければならないことは多々あります。
が、
「仕事」として、人の成長に関われる。
こんなにうれしくて楽しい仕事、なかなかないですよね!
 
ちょっと、横道にそれました。

城北埼玉の生徒さんと

本校は、地域の方々の多大なる協力のもと
学校運営に取り組み、生徒の自主、自立をサポートしています。
是非、「どんなことやってるのかなぁ」と
日々の活動を、のぞきに来てください。
 
素晴らしい自然と景色
民話の息づく歴史と伝統
おいしいお蕎麦をはじめとした、豊かな食
そしてなにより
温かく元気な町の方々と素晴らしい生徒

委員長から最終ミーティング


これからも「地域創生に取り組む日本一の学校」を目指し活動します!





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